トルコはただいま、ラマザン(断食)期間中です。
今年は6/18~7/16。(宗教行事はイスラム暦によって決まるので
毎年約11日前にずれていきます)
太陽が出ている日中は一切の飲食(水分、飴・ガム、タバコなども)が
できません。
カッパドキア地方の時間で大体午前3時17分から午後8時17分くらい。
約17時間の断食です。
国民の98%がイスラム教なので国をあげての大イベントですが
信教の自由が認められ、信仰の程度もさまざまなトルコ。
断食をしないトルコ人もたくさんいます。
特にイスタンブールなどの都会では断食をしない人が増えているのだとか。
逆に普段はお酒も飲むし、お祈りをしないという人が断食だけは
やり遂げるって人もいるので、まさに人それぞれです。
そして断食中の人にとってもっとも楽しみなのがイフタル(断食明けの夕食)。
カッパドキア地方では午後8時15分あたり。この時間にモスクから
エザン(お祈りの時間を知らせる放送)が流れると飲食ができるようになります。
そのため、この時間になると町からひと気がなくなり閑散とすることも。
小さな商店などはこの時間に合わせて早じまい、もしくは一時閉店することもあります。
逆にイフタルの時間がある程度過ぎると、夜の散歩に繰り出したり
夏休み中の子供たちが9時、10時から遊び出すこともあります。
さて、断食期間中のトルコ旅行について。
もちろん旅行者が断食をする必要もなく、遠慮も要りません。
先日こんな記事、「イスラム圏の断食期間、旅行者が配所すべき5つのポイント」が
リリースされていましたが、トルコはここまで配慮する必要はありません。
(ただし、前述のように田舎や保守的な地域、例えばコンヤやカイセリなどでは
お酒を公共の場で飲むなど避けた方がいいかもしれませんね)
多くの観光地では普段と同じように飲食していただけますので
安心してトルコ旅行をお楽しみください。
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